60代の1人時間

60代になり、有り余るようになった自分時間。それをどう充実させるか、ゆる〜く挑戦する物語。ちょっぴり挑戦する物語

読書記録③うちの父が運転をやめません

 

読書記録③「うちの父が運転をやめません」

         桐谷美雨


地方山間部の過疎化と都会生活の対比


年老いた親の免許証返納の問題


Uターンして親の面倒を見る事と卒婚


都会で夫婦が正社員として働きながら子どもを育てるという事


転職することの決断


想像していたよりも、さまざまなテーマが盛りだく


さんだった。上手く絡み合っておもしろく、すらすら読める。

垣谷美雨さんの小説は、やはり面白い。


時には、共働きの大変さ、親の立場、子どもとの付


き合い。自分をいろいろな姿に投影していくことが


できた。都会の子どもの所へ行くのは、60代までが


限界というけれど、自分の立場を考えると、やっぱ


りそれはなかなか難しい。夫婦2人のうちは、過疎化


していく地方にいるしかないのかもしれない。


でも、元々町育ちの私は、都会に住む子ども一家の


所へ行きたい気持ちがある。この本を読むことで、自分の願望が分かったような気がする。