読書記録③うちの父が運転をやめません
読書記録③「うちの父が運転をやめません」
桐谷美雨
地方山間部の過疎化と都会生活の対比
年老いた親の免許証返納の問題
Uターンして親の面倒を見る事と卒婚
都会で夫婦が正社員として働きながら子どもを育てるという事
転職することの決断
想像していたよりも、さまざまなテーマが盛りだく
さんだった。上手く絡み合っておもしろく、すらすら読める。
垣谷美雨さんの小説は、やはり面白い。
時には、共働きの大変さ、親の立場、子どもとの付
き合い。自分をいろいろな姿に投影していくことが
できた。都会の子どもの所へ行くのは、60代までが
限界というけれど、自分の立場を考えると、やっぱ
りそれはなかなか難しい。夫婦2人のうちは、過疎化
していく地方にいるしかないのかもしれない。
でも、元々町育ちの私は、都会に住む子ども一家の
所へ行きたい気持ちがある。この本を読むことで、自分の願望が分かったような気がする。
このブログへのコメントは muragonにログインするか、
SNSアカウントを使用してください。